整理収納アドバイザーの資格を持ち、
長年小学校の養護教諭をしていた経験から
専門雑誌「健」に「保健室の整理収納」について連載中です。
2021年5月号は、
Lesson 24「癒しの空間づくり」です。
保健室を一通り整理収納したら、かなり使いやすさを実感できると思います。
これで、完成!と思いたいですが、さらに上を目指すなら、もう一息です。
保健室という部屋の特徴を考えて、居心地のいい空間づくりに挑戦しましょう。
保健室の中の物の整理をして、それを使いやすく収めることができたら、次は、「整頓」です。
整頓とは、見た目を整えることをいいます。
この場合、保健室の見た目を整えて、居るだけで落ち着いてホッとする、次の行動へのエネルギーがわいてくる、そんな空間づくりをすることです。
変身のコツをご紹介!
人間が視覚から得る情報は、全体の90%だといわれます。
保健室でも、イラスト、写真、形、素材などを工夫して、養護教諭が望む雰囲気づくりをしましょう。
雑誌の中では、5つの工夫をご紹介していますが、こちらでは2つご紹介します。
①賞味期限切れのクッションが変身♪
ふとした時に、普段使っている物が「ずいぶん使い古したな~」と気づくことはありませんか?
それは、「物の賞味期限が切れている」のです。
食品のように賞味期限がわかりやすいですが、腐らない物が交換時期が難しいですね。
例えば、ソファに置いたクッションの例です。
【ビフォー】 【アフター】
ビフォー(写真左)は、着任した時からソファに置いてあったカバーなしのクッション。厚みがなくなり、色も変わっています。
アフター(写真右)は、厚みのあるクッションに、明るいカバーをかけました。どちらも100円ショップで買ったものです。
フカフカで温かいイメージに変身したので、子どもたちも座ってみたくなると思います。
②シンプルな壁をウオールステッカーで変身♪
保健室の壁は基本白です。でも学習に集中してほしい教室と違って、保健室には少々装飾があってもいいように思います。
【ビフォー】 【アフター】
ビフォー(写真左)は、窓の下の壁部分。黒ずんでいます。
アフター(写真右)は、壁の黒ずみをメラニンスポンジでキレイに磨き、100円ショップのウオールステッカーで装飾。明るく変身しました。
今回のまとめ 保健室が居心地のいい空間になる工夫
●賞味期限切れの古いものは、新調する。
●掃除をして、きれいにする。
●シンプルな空間を市販品で装飾する。
●掲示物を工夫する。
●傷んでいる部分を隠し、緑や小物で雰囲気を変える。
●収納用品の素材を紙から布やプラスチックに変える。
雑誌の中では、もっと詳しく掲載してあります。
ご興味のある方は、ぜひお手にとってご覧ください。
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