この講座は、整理収納を通して、養護教諭の専門性を高めて信頼される養護教諭を目指すことを目的として作りました。
その中でも、今回の「片づかない」を7つのステップで解決!保健室の整理収納術 のスタンダードコースでは、保健室の整理収納術で使いやすい保健室の仕組みを作ることができることを目標としています。
講座の期間は、1月から4月初旬までの3か月間でその間3回の講座で、ワークを交えて理論と実践を学びます。講座以外は、グループLINEで各自の保健室の整理収納をサポートします。
今回は、オンライン開催なので、東京・大阪・宮崎の全国各地から3名の養護教諭がご参加くださっています。
第1回目は、
初顔合わせだったので、自己紹介から始めました。
それぞれ勤務している地域も、校種も勤務年数もバラバラでしたが、養護教諭として保健室で仕事をしている共通項があるので、すぐに打ち解けた様子でした。
第1回目の講座内容
連続講座の初回は、まずは、整理収納の基本の内容について、保健室の整理をする3つの効果や片づかない原因、物を手放す時にネックになる感情、整理収納の手順、をお話して基本的なことをお伝えしました。
使用するテキストは、全てオリジナルです。
スライドと同じ物を印刷した冊子(写真左)と講座中に使用するワークシート(中央)、講座後にサブテキストとして活用していただくための拙著「保健室のお片づけ」(写真右)です。
次に、保健室を整理収納を進めるにあたり、7つのステップの例として私が最後に勤めた小学校の整理収納を例にして進めていくことを話しました。
第1回目の講座では、4つのワークを交えます。
まず、「保健室を整理する目的」を考える。その後に、ご自身の保健室の問題点や改善点を考える。
その後、大切な「整理」に関しては、保健室にあるあるな物のカードについて、自分ならどうするか?を3人で考えていただきました。
このワークを通して、物の見方や手放し方がより明確になるのです。
その後、保健室でよく使う場所の救急ワゴンと執務机の整理を考えていただきました。
何をどれぐらいどの場所に残すのか?は、これまでちゃんと考えたことがない内容に、皆さん真剣でした。
講座の最後には、次回までに取り組みたい整理の内容を決めました。
ご紹介すると、
●衣類とタオル・バスタオルとフッ化物洗口の物品の整理を1月末までに実施する。(宮崎県 Y様)
●空き段ボール・使っていない座高計を廃棄・健康診断の収納庫を1月末までに整理する。(大阪府 Y様)
●布団収納庫・ミニキッチンの整理を1月中に実施する。(東京都 S様)
この内容に加え、各自救急ワゴンと執務机の整理にも各自チャレンジされます!
第1回目を終えてのご感想
●以前にみんなで一緒に「カタフェス=片づけフェスティバルといってオンラインで各自家の中を片づけるイベント」に参加して、一人ではできない行動力を実感したので、やはり仲間がいるというのは心強いです。
また、見栄っ張りというかええかっこしいの部分が、他の人の目があることで刺激されて、行動力になることを再確認できました。(大阪府 Y様)
●理論と実践を交え、講座が進むにつれ、片づけたい気持ちがわいてきました!
机上(卓上)でプランを考え、小さなスペースから始めること、それなら私でもできる、と思いました。
加藤先生のバックアップを頼りに、目的(目標)達成に向け、進められるように頑張ります。
人数も3人でちょうどよいと思いました。オンラインだから学べる講座だと思いました。(東京都 S様)
●本を購入させてもらってひと通り読んで片づけの方法ちかイメージできていましたが、やはり本日直接お話を聞けたり、ダイレクトに質問ができて、自分のやる気がとても上がったと思います。
また、グループの方々のお話も聞けて、自分と同じ意見だったり、違う意見も参考になったり、マンツーマンだと得られなかった学びもありました。
来週から、時間、場所を決めて、取り組んでいこうと思いました。やる気スイッチを入れて下さり、ありがとうございました。(宮崎県 Y様)
私から一言
学校現場は1月~3月というのは、今年度のまとめをしつつ、新年度の準備も行います。さらに、コロナ禍で緊急事態宣言が発出される中ですので、感染症予防対策も強化されて忙しさに拍車がかかっていることとお察しします。
ですが、養護教諭としてベテランの3名の皆様は、学校での保健以外の校務分掌もお持ちで忙しい中、精力的に整理を進めていらっしゃいます。
ご自身がイメージする理想の保健室の姿を目指して、グループLINEで意見交換をしながら日々できることをコツコツつみ重ねていらっしゃる姿勢にこちらがパワーをいただいています。
4月の新学期が始まるまでに、目標達成に向けて、精一杯、サポートをさせていただきます。
共に頑張りましょう♪